こんにちは、まりもです。
パンってどうしてあんなに
ふわふわふくらむのか、
考えたことがありますか?
私ははじめてパンを焼いたときに、
すごくびっくりして
不思議だな~と思いました。
今日は、手作りパンでは欠かせない材料
「ドライイースト」について
できるだけ分かりやすい言葉で、
お話していきたいと思います。
<目次>
- 手作りパンを膨らませるドライイーストの不思議
- 手作りパンは発酵食品!?
- はじめての手作りパンはドライイーストで!
1.手作りパンを膨らませるドライイーストの不思議
はじめてドライイーストの香りを
かいだときの衝撃は大きかったです。
えー!結構強烈な香りですけど、
大丈夫かな?
これでパンを作るの?
と、ちょっと引いてしまいました。
今では慣れましたが、独特の香りです。
そんなドライイーストですが、
とても重要な役割があります。
パンをふわふわにふくらませることです。
ドライ → 乾燥した
イースト → 酵母
という意味があります。
では「酵母」ってなんですか?
となりますよね。
酵母は簡単に言うと「微生物」です。
なんと、生き物なんですね!
ちょっとびっくり!
酵母は果物や野菜にくっついていたり、
空気中をただよっていたりします。
その中から、
パンをふくらませる力があるものが選ばれ、
増やしたものが「イースト菌」です。
酵母は酸素で生きています。
私たちと同じですね。
酵母は酸素がなくなると、
糖分をえさにして生きようとします。
それを「発酵」といいます。
ドライイーストに水と砂糖を加えると
発酵が始まります。
発酵するときにできるのが、
「二酸化炭素」と「アルコール」です。
パンの材料をこねると、
小麦粉にねばり気が出て、
膜のようなものができます。
その膜の中に、さっきの「二酸化炭素」が
細かい泡をたくさん作ります。
その力でパンがふくらむんですね!
焼きあがったパンの断面を、
1度よく観察してみてください。
なんだか泡がたくさん
集まっているように見えますよ!
「アルコール」はパンによい香りをつけてくれます。
確かに、発酵中の生地から、
アルコールのような香りもしてきますので
嗅覚も働かせて観察してみてください。
パンは生きていると思うと、
不思議ですよね!
2.手作りパンは発酵食品!?
日本には、発酵食品がたくさんあります。
みそ、しょうゆ、納豆、酒、などなど身近ですよね。
そして、パンも発酵食品なんですね。
発酵食品をたくさん摂取していることが、
日本人の長寿につながっているという
説もあったりします。
最近では発酵食品の代表ともいえる
ヨーグルトがすごく注目されていますよね。
「発酵」と「腐敗」はいつも隣り合わせの存在です。
発酵も腐敗も、どちらも微生物の
働きによって起こります。
発酵は、人間の身体に安全で
よいものを作り出してくれます。
発酵ってすごい力ですよね。
腐敗は身体に悪い毒素を作り出します。
発酵しているところへ、
腐敗の原因となる微生物が入ると、
一気に腐ってしまいます。
ですので、今いろいろな発酵食品があるのは、
たまたまよい微生物が
偶然集まって生き続けた結果であり、
ちょっとした奇跡なのかもしれません。
3.はじめての手作りパンはドライイーストで!
パン作りの中では、
天然酵母という言葉もよく目にすると思います。
スーパーでは
ドライイーストの横に並んで置いてあったりします。
天然酵母は、
パン作りに適した酵母を集めたもので、
いろいろな種類の菌が含まれています。
ドライイーストは、
より発酵力が強いパン作りに適した
「イースト菌」だけを増やして作られています。
どちらも同じ「酵母」に変わりありませんので、
どちらでもパンが作れます。
私は天然酵母でもパンを作ってみたことがあります。
天然酵母は、ドライイーストより発酵力が弱いため、
量を少し大目に使います。
発酵時間はドライイーストよりも長くなります。
焼き上がりは、少しボリュームがない感じですが、
きめが細かく、香りがドライイーストと全然違います。
味も深い味がして美味しいですよ!
でも、はじめての方には、
やっぱりドライイーストをお勧めします。
失敗なく無理なく作るには、
ドライイーストです!
値段もドライイーストの方が安いですしね。
ドライイーストでのパン作りに慣れてきたら、
天然酵母にトライしてみてください!
さらに、「自家製酵母」といって、
自分で酵母を作りだすこともできます。
これには時間がかかるため、
シングルマザーには
なかなかハードルが高いのです。
でも自家製酵母は作ってみる価値ありますよ。
もっと味に深みのある、
美味しい自分だけのパンができますからね。
「いつかは自家製酵母パン」
を目標にしてみてもいいかもしれません!
まとめ
パンがなぜふくらむのか、
わかっていただけましたか?
うまく説明できていないかもしれませんが、
とにかくパンは生きているんですね。
そしてパン作りは、
まだまだ奥が深いのですが、
まずはできるところからスタートしてみませんか?