こんにちは、まりもです。
今日は、手作りパンの1番のメイン材料である
小麦粉について、お話したいと思います。
手作りするには、やっぱり材料を知ることも
大切ですよね。
<目次>
- 手作りパンで心配なポストハーベスト
- 安心な国産小麦粉で手作りパン
- 手作りパンで使う国産小麦粉と外国産の違い
1.手作りパンで心配なポストハーベスト
私が小麦粉選びで1番気にしているところは
「ポストハーベスト」です。
ちょっと難しい言葉を出してしまってすみません。
でも、とても心配な話ですので聞いてくださいね。
ポストハーベストとは農薬のことです。
これは、外国から小麦を輸入する際
害虫がつかないようにしたり
カビを防ぐために
大量に使われます。
小麦が収穫された後
輸出する前に直接散布されるのです。
このポストハーベストは日本での使用が
禁止されています。
この農薬の濃度はとても高くて
小麦の中まで浸透しており
日本ではそれをそのまま粉末にして
使用しているのです。
ポストハーベストが使用されている
農産物はいろいろあるのですが、
日本人のアレルギーの原因の1つであると
言われています。
最近では、「国産小麦を使った」などと
わざわざ表示されている市販のパンも
出てきていますが、
それ以外はほぼ、この輸入された小麦粉が
使われています。
国産の小麦粉は輸入ものより、値段が高いので
市販のパンのように大量生産すると
コストがかかってしまいますからね。
これは、私のように子供を持つ親にしてみたら
とても気になるところです。
最近ではいろいろなアレルギーに苦しむ人が
増えてきており、自分の子供には
そんな思いはさせたくないですからね。
でも、私たちの目に見えない形で輸入され
商品に形を変えて売られているのですから
いったいどれだけの影響があるのかも
見当がつかないのが怖いところです。
2.安心な国産小麦粉で手作りパン
ですから、私にできることは、
できるだけ安心な材料を選ぶことです。
ケチケチシングルマザーの
苦しいところではありますが、
国産のできるだけ安い小麦粉を選んでいます。
例えば通販で、10キロをまとめ買いすると
だいぶお得に購入できますよ。
もちろん余裕のある方は、
有機栽培の小麦粉などを選んだら
なお良いですよね。
パン作りに慣れてきたら
自分が納得できる材料を選んでいくと
よりよいパン生活ができると思いませんか?
日本各地で、国産小麦粉は作られています。
たくさんの種類の国産小麦粉があるのを
みなさんあまりご存知ないと思います。
パン作りでは、たんぱく質量が高めにしてある
パン専用などの表示がしてあるものを探してくださいね。
私は今まで8種類くらいの国産小麦粉を
使用してきました。
出来上がりの食感や香りに、少しずつ違いはありますが
どれも美味しくできあがるので、
値段が安めのもので十分だと思います!
パン作りでは、強力粉以外に
全粒粉・グラハム粉・ライ麦粉
などの粉もあります。
これは強力粉と少量置き換えて使用すると
味や香りに変化を与えられるので
よく利用されます。
これらは、小麦やライ麦を皮ごと
粉にすりつぶしているので、
やはり国産のものを使っていただきたいですね。
3.手作りパンで使う国産小麦粉と外国産の違い
メインの材料である小麦粉選びは
1番パンに影響を与えるところでもあります。
例えば、外国産のものを国産に
変えただけでも、香りや食感に
変化が生まれます。
パンのふくらみは、小麦粉に含まれる
たんぱく質量で決まります。
簡単に説明すると、
強力粉・・・ たんぱく質量が多い よくふくらむ
中力粉・・・ たんぱく質量が少ない ふくらみにくい
薄力粉・・・ たんぱく質量がより少ない ふくらまない
となります。
外国産の強力粉は、たんぱく質量が多く
パン作りにとても向いています。
ふっくらと、ボリュームのあるパンに仕上がりますので
見た目も美味しそうにできあがります。
国内のホテルのパンや、パン専門店でも
1番よく使われている粉と言えます。
これに比べ、日本の国産小麦粉は
たんぱく質量が少ないのです。
最近では国産小麦粉の改良がすすめられ
パン作りに向いている、
たんぱく質が大目の小麦も開発されています。
それでも、外国産に比べると
ふくらみが少々劣ります。
また、粉に含まれる水分量が、
外国産に比べて多いのと、
収穫年度によって水分量が変わってくるので
水の量に気を遣いながら
パン作りをしていく必要があります。
しかし、それ以上に、
小麦粉の香りがよく、食感もやわらかく
かむほどに味わいのあるパンに仕上がります。
1度体験したら、もう外国産の小麦粉に
戻れなくなるかもしれません(笑)
まとめ
私は、仕事で疲れて買い物をしていると、
ついつい簡単な菓子パンなどを、
翌朝の子供の朝ごはんに
買ってしまうこともあります。
無理せず、できる範囲で
パン作りを楽しめたらいいと思っています!
手作りパンに慣れてきたら、
国産小麦粉にも挑戦してみてください!